2011年5月8日日曜日

孫請け

家主と十年以上の付き合いがある、十和田市の『BAR K's』から依頼されたキーホルダー。写真は製作途中のもの。素材は真鍮ですが燻し加工して「K's]の角に穴を開けてキーホルダー金具を取り付ければ完成。

ていうか、(明けて昨日の)昼前に70個完成して袋詰め。完成品の写真は撮ってる隙がありませんでした。今頃家主は二十周年記念パーティーで美酒に酔いしれてることでしょう。


元請け:素材と形、基本デザイン、袋とラベル製作、燻し加工が家主。
下請け:キーホルダープレートのロゴデザインが戸川さん。
孫請け:プレート製作、ロゴデザイン刻印、金具取り付け、袋詰めが番人。

三日間ほぼ徹夜で刻印した番人。DESKTOP ENGRAVER(小型彫刻機)を家主の師匠といえる方からお借りして作業しましたが、この機械の分解能は1/100㎜単位。本来は製品の元となる型の制作やワンオフモデルの(売値が高い製品)制作をするもの。熟練職人でもない私が手作業で切り出し平面を仕上げたプレート刻印する無謀さは前々から言ってたし、前回、前々回の刻印作業を見た家主自身が
「こりゃあ時間がかかるし量産ってわけにはいかないな!」
と言ってたにも関わらず、70個制作を引き受けちゃうし(-_-;)
 「コンピュータ制御だからすぐできるべ!」と宣うた家主。


プレート切り出しと刻印前の仕上げに二日。彫刻機制御用のソフトに取り込んだロゴデザインをほぼそのまま出力出来るよう修正する(ソフトが古いままでアップデートしてないので)のに丸一日徹夜。正確に1/100㎜単位でトレースしてくれる機械が削り損ねた(プレートの方が機械にすれば凸凹なので)部分を勘(野生の?)で数値入力修正しながら、5㎝×3㎝のプレート一個刻印するのに30分ほど。それを70個…



美酒に酔いしれた家主が太っ腹になって、プレート裏に名前などの「刻印サービス」を引き受けて来なければ良いのだが。

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