2011年5月30日月曜日

野生の反撃

人は銃を手にしてはじめて野生動物と対等に渡り合える。という趣旨の発言をしたのは大藪春彦だった気がします。

人は武器を手にしなければ猫にさえ勝てない。という趣旨の発言をしたのは範馬勇次郎だった気がします。

身の程知らずにも武器を持たずに猫に向かって行き、 引っ掻きは躱したものの、右手中指、甲など四箇所噛まれた番人です。上記の言葉の重みを身を持って感じました。

家主宅で保護された野良猫四匹を保健所へ連れて行ったのがちょうど一週間前。ケージから移し換えてる最中に一匹脱走。犬が居る檻に入って行きそうだったので、咄嗟に素手のまま壁際隅へと追い込んで捕獲!した時に噛まれたのです。すぐに帰って消毒(アルコール切れで焼酎とウイスキーを使用)したけど…ん?沁みない、血もほぼ止まっている。良いような悪いような、傷の中までは消毒し切れなかったみたい。
その夜は倍近くに腫れ上がり、微熱と悪寒。木曜までの仕事を終えようやく病院へ。再切開して膿を出して再消毒。傷が深かったとこには局所麻酔が効かず、内部をグリグリされた時には、歯医者に言う様に
「痛いです。」と言ってました(^^ゞ)

現在、中指以外はほぼ回復。木曜日に予約してるのでまた病院へ行ってきます。

2011年5月28日土曜日

カムイ繋がり

昨夜放送されたSLOWradioの特別ゲストは、類家心平さんでした。

八戸市出身のジャズトランペッター。詳しくはオフィシャルサイトhttp://ruike.daa.jp/をご覧あれ!

番組中に紹介した曲の中に『KAMUI』というタイトルの曲がありました。SHINPEI RUIKE 4PIECE BAND のアルバム『DISTORTED GRACE』の六曲目。類家心平(trumpet compose)、ハクェイ・キム(piano erectoric piano)、鉄井孝司(bass)、吉岡大輔(drums)。

一言で言ってありきたりでないかっこ良さという事が素人の私にも分かるくらいです。そんな曲のタイトルが「末っ子の長男」と同じだった事に、無理矢理こじつけてみました。

来週も特別ゲストは類家心平さん!BeFM(八戸市のコミュニティーFM局)で今週来週分だけでもネット配信してくれないカナ?全国のジャズファン、類家心平ファン必聴の放送が八戸限定で申し訳ない感じ。

7月29,30日は南郷サマージャズフェスティバルに出演。CDも良いけど、ライブでの疾走感がまた格別です!八戸市南郷は無理!な方はオフィシャルサイトでライブスケジュールを要チェック!

http://slowradio.8file.com/に類家心平さんの『KAMUI』の動画有り!

2011年5月22日日曜日

父親ってやっぱり

だんだん子供たちも離乳食を食べられる様になってきました。

写真では仲良く食べてますが、いつもはミルクの餌にも群がって、ガルゥぅぅー「さっきオッパイ飲んだでしょ!」「そんなに暴れないの!」「痛いって言ってるでしょ!」等々叱られる子供たち。







そんなママの声を聞き耳立てて「触らぬ神に祟りなし」と孤独に耐える?父親モン太。









もう一人のパパも孤独?に作業中。













育児疲れを癒す?ためか、散歩中に蓬の葉っぱを食べるママミルク。



散歩コースの木苺は「食べ放題」まで後二週間くらいでしょうか?

2011年5月17日火曜日

野生生物と遭遇出来ず

一昨日のこどもすろうday、森ではなく駐車場の番人はイベント中に現れたムササビと遭遇出来ずに終わりました(/_;)

木の枝から滑空した時には、子供たちからも歓声が上がったそうであります。以前に二度目撃した番人ではありますが、滑空シーンは一度も無し。とも有れ嬉しいハプニングでありました。

盛り沢山のイベントは、八右衛門風呂、アンプラグドライブ五組、紙芝居、絵本の読み聞かせ、埋蔵金探検隊宝探し、折り紙、ヘンプアクセサリー作り、トールペイント、懐かしのおもちゃ作り、釣り堀、餅つき、せんべい汁の炊き出し、焼きマシュマロ、フランクフルト焼き。どれも皆さん楽しんで頂けたようでスタッフ一同も笑顔いっぱいのまま打ち上げ突入しました!日が落ちてからも残ったメンバーで八右衛門風呂入浴!むくつけき男たちだけですけどね。

私の唯一の心残りは タイトル通りです。


追記:http://twitter.com/#!/Village_Shingo_ のツイートからこどもすろうdayの様子が見られますのでご覧いただければと思います。

2011年5月16日月曜日

復興に向けて

今日は家主のお供で八戸漁港へ。真新しく化粧直しされたイカ釣り船のすぐ近くには津波で打ち上げられ解体中の漁船。

化粧直しだけが復興に向けた行動ではなく、解体もまた復興に向けて行なうステップの一つ。家主のトラックが写っている写真もありますが、何故漁港に居たかはまだ秘密。いずれご報告出来るまでは写真から想像して楽しんで頂ければと思います。






こどもすろうday無事終了


昨日のこどもすろうdayは皆様のお陰を持ちまして400人近い来場者という盛況の内に無事終了致しました。当日の朝起きた時には雨が降った跡があって天候が心配されましたが、開催時間近くからはほぼ晴天!第一回目から天候不順による中止が無いというジンクスも継続中!

私の担当は、風呂焚きと駐車場整理。今回の目玉「八右衛門大釜風呂(前日に家主とのネーミング二人会議で復興も癒しも末広がりになるよう八戸の八に懸けて決定。)はサイズと重量の関係で、制作場所のドーム型工房前に設置。
 大好評だったそうです!…が、「森の番人」は自ら買ってでた会場隣にある第二駐車場係だったので開催時間中は殆ど森に立入る事も、イベントの様子を見る事も無く、ご報告は湯加減チェックと第一駐車場係との連絡に来た時に撮影した写真数点のみになります(^^ゞ) 

以上の素浪人たちのブログをご覧ください。手抜きでスミマセンm(__)m


2011年5月13日金曜日

発がんリスク

『致死性の発がんの危険は、100ミリシーベルトで、最大1.05倍。これは野菜不足によってがんになりやすくなるリスクとほぼ同程度。塩分とりすぎは約200ミリシーベルトの被ばくに相当。運動不足や肥満は、400ミリシーベルト相当の発がんリスク。毎日3合の飲酒、喫煙の発がんリスクは一気に1.6倍となり、放射線被ばくで言えば、2,000ミリシーベルト! に相当。』

上記のデータは、東大病院で放射線治療を担当するteam nakagawaブログから頂きました。

だからといってある程度放射線を浴び続けても安全…な訳も無く、強すぎる警戒心から来るストレスや避難して生活環境が悪化する事による発がんリスクと比較検討して行動するべきかと思う次第です。

「呪い殺される」のは呪われてることを知ったからという説があり、同様に気にするあまり本当にそうなってしまわぬよう、情報リテラシーを身につけるのは大事だなあと実感。

2011年5月10日火曜日

目玉の


家主的に「こどもすろうday」の目玉企画である「五右衛門風呂」よりだいぶ大きいので「十右衛門風呂」という名前の方が相応しいかも知れません。

ただ、十右衛門では釜茹でのイメージがうかびませんね(^^ゞ)

写真は製作途中のもの。完成写真プラス入浴写真はイベント終了後UPしようかと思います。

この釜は家主の知人である酒造メーカーの主任さんから譲っていただいた、酒米麹用の釜。


当日の入浴者はお肌スベスベ?それともホロ酔い?

東京新聞5/9付けの「私説・論説室から」

『福島県内の学校では、被ばく線量の暫定的な上限を年間二〇ミリシーベルトと設定している。この線引きに強い懸 念を示し、涙ながらに「内閣官房参与」を辞任したのが、小佐古敏荘(としそう)東大大学院教授(放射線安全学)だ。専門家の“抗議の辞任”だけに、あらた めて二〇ミリシーベルトという基準を考えてみたい。
静岡県にある中部電力・浜岡原発の下請け労働者が一九九一年に骨髄性白血病で亡くなった。二十九歳の若さだった。原発で働いたのは八一年三月から八九年十二月までの八年十カ月。炉心下部にある計測器の保守などを担当していた。
この青年が働いていた間に受けた被ばく量は、五〇・六三ミリシーベルトだった。単純に年単位で割り算してみると五・七ミリシーベルトである。実は 青年の死は九四年に労災認定された。つまり、骨髄性白血病と放射線被ばくとは因果関係があると労働基準監督署が判断したわけだ。
被ばくが原因で白血病などのがんを発症し、労災認定を受けた原発労働者は、七六年以降で十人いる。累積被ばく線量は最大一二九・八ミリシーベルト、最小で五・二ミリシーベルトである。
これらの事実を知れば、子どもが通う学校で、二〇ミリシーベルトを基準に考えて大丈夫なのかと、本当に心配になる。小佐古氏は「ヒューマニズムからも受け入れがたい」と政府を批判した。
とくに子どもは放射性物質の影響を受けやすい。二〇ミリシーベルトの許容は楽観的すぎる。 (桐山桂一)』


仰りたいことは最後の一行「 とくに子どもは放射性物質の影響を受けやすい。二〇ミリシーベルトの許容は楽観的すぎる。」という事でしょう。その点には同意しますが、「これらの事実」は基準を厳しくすべき理由としては弱すぎます。

 亡くなられた下請け労働者の方はお気の毒ですけど、「労災認定」されたという事と臨床検査で証明されたという事は開きが大き過ぎます。労災認定は臨床結果が出るまでには時間が掛り過ぎるので、「因果関係があったものとみなす」救済措置的なものです。

臨床検査の結果因果関係が証明されたという事実が取材で明らかになったのなら、そちらを書けば良いだけの話。

「涙ながらに」「浜岡原発」「下請け労働者」「骨髄性白血病」「ヒューマニズムからも受け入れがたい」…如何にもなお涙頂戴の言葉を並べ立てていく手法で反論を封じ込めよう、読者の共感を得ようというのは、数値が最重要であるはずの基準値批判に成り得ないのでは?

基準値の参考とすべき年間被曝量の数値も、わざわざ「浜岡原発で働いて若くして亡くなられ労災認定された 青年」「他の労災認定された方々」の数値を出さずとも、平時の大人の基準値が年間1ミリシーベルト。特殊な場合でも5ミリシーベルト。であり、ICRPが勧告した「緊急時20~100ミリシーベルト」は避難などによる環境変化で発がんリスクが高まる場合と比較して柔軟に運用すべきと提言したもので、事故直後ならともかく平時に近い生活を送る子供たちには同様の基準値を設定すべき、と書けば良いのでは?

一般の大人の場合、野菜不足による発がんリスクは100ミリシーベルト相当。塩分過多が200ミリシーベルト相当。運動不足や肥満が400ミリシーベルト相当。子供たちの場合は諸説多くはっきりしませんが、被曝限度も含めて信ぴょう性の高い望ましい数値ならいくらでも発表されてるはずです。それらを使えばもっと良い書き様があったんじゃないでしょうか?

ヒューマニズムを徹底して排除する方が心に重く響く記事になると、この記者は考え無いのでしょうか?

2011年5月9日月曜日

来週は






いよいよ『こどもすろうDay』開催。今日(明けて昨日)はSlowBaseの森の清掃、ツリーハウス等の保守点検を集まったメンバーたちとやりました。





上の写真は先月末八戸市中心部のソメイヨシノ。SlowBaseの山桜は只今三分咲。来週は見頃か、それとも葉桜か。

2011年5月8日日曜日

ヨチヨチと

刻印作業の合間を縫って、お借りしている作業場からバイクで30分。ミルクの散歩、餌やりに一日3回SlowBaseに戻って(というか通って)犬小屋を覗いて撮影。

子供たち三匹も歩き始め、じゃれ合うようになりました。





ミルクの散歩コースの一つは、もうしばらくすると木イチゴ食べ放題になります。SlowBaseの森の入口は桑の実食べ放題に。





木イチゴ、桑の実ともミルクの好物で、去年も舌を紫色にしたミルクの便も紫でした。

孫請け

家主と十年以上の付き合いがある、十和田市の『BAR K's』から依頼されたキーホルダー。写真は製作途中のもの。素材は真鍮ですが燻し加工して「K's]の角に穴を開けてキーホルダー金具を取り付ければ完成。

ていうか、(明けて昨日の)昼前に70個完成して袋詰め。完成品の写真は撮ってる隙がありませんでした。今頃家主は二十周年記念パーティーで美酒に酔いしれてることでしょう。


元請け:素材と形、基本デザイン、袋とラベル製作、燻し加工が家主。
下請け:キーホルダープレートのロゴデザインが戸川さん。
孫請け:プレート製作、ロゴデザイン刻印、金具取り付け、袋詰めが番人。

三日間ほぼ徹夜で刻印した番人。DESKTOP ENGRAVER(小型彫刻機)を家主の師匠といえる方からお借りして作業しましたが、この機械の分解能は1/100㎜単位。本来は製品の元となる型の制作やワンオフモデルの(売値が高い製品)制作をするもの。熟練職人でもない私が手作業で切り出し平面を仕上げたプレート刻印する無謀さは前々から言ってたし、前回、前々回の刻印作業を見た家主自身が
「こりゃあ時間がかかるし量産ってわけにはいかないな!」
と言ってたにも関わらず、70個制作を引き受けちゃうし(-_-;)
 「コンピュータ制御だからすぐできるべ!」と宣うた家主。


プレート切り出しと刻印前の仕上げに二日。彫刻機制御用のソフトに取り込んだロゴデザインをほぼそのまま出力出来るよう修正する(ソフトが古いままでアップデートしてないので)のに丸一日徹夜。正確に1/100㎜単位でトレースしてくれる機械が削り損ねた(プレートの方が機械にすれば凸凹なので)部分を勘(野生の?)で数値入力修正しながら、5㎝×3㎝のプレート一個刻印するのに30分ほど。それを70個…



美酒に酔いしれた家主が太っ腹になって、プレート裏に名前などの「刻印サービス」を引き受けて来なければ良いのだが。