2011年12月9日金曜日

”拡散希望”

先日Twitterで「地球上の全ての電源が停止する可能性」のツィートを拝見。NASAが地球に似た環境の惑星を発見というニュースは危機じゃないけど。震災。原発事故。温暖化。異常気象。氷河期。戦争など数え上げれば切りがない程の数の”危機”。超長期的には終末太陽に地球が飲み込まれるという危機も。

直近の危機管理と共に超長期の危機管理としてやるべき事の一つが”宇宙船地球号という一つのバスケットに全ての卵を入れないこと”、すなわち宇宙開発ではないかと思う番人。好きなブログ枕元の計算用紙の管理人さんの表現を引用すれば ”種を蒔く”事も、四十数億年後には避難されてる福島の方々の心情を全人類が実感させられると考えれば大事ではないかと思うわけです。
地球環境が”永続的に健全なまま安定”したとしても、”永続的な資源が発見”されても、いずれ”出ていかなければならない時”はやって来ますし。

佐藤史生の『夢見る惑星』は、ローラシアとゴンドワナ、超大陸の時代、他の星からやって来た子孫が”王国の繁栄”を貪っていた。しかし、地殻変動で超大陸が分裂する危機に際し、王国を捨てて散り散りに避難して生き残りを図る。故郷とその文明を失った彼らは退化しながらも大陸各地へ拡散。やがて、現在の人類の祖先となる。…という物語。

水樹和佳子の『月虹-セレス還元』 は、故郷の星を失った異星人たちが地球に転生して地球を故郷の星セレスに還元しようとする物語。

星野之宣の『2001夜物語』は、小型ブラックホールを”手に入れた”人類が外宇宙へ”大航海”する物語。

フィクションと現実を混同して語るのは如何かと思われるでしょうが、”未来の希望”を語るなら多少は混同しても良いかなあと。「地球の生命の起源は宇宙から来た。」という説もありますしね。宇宙から来た生命が再び宇宙へと拡散して”新しい故郷”を造る。
”適した新大陸”を発見した!…と、思ったら”過去の地球”だった!なんて事も起きたりして。

種を蒔くため宇宙へ拡散希望!!何ら具体例を挙げてない番人m(_ _)m

2 件のコメント:

  1. あけましておめでとうございます。
    今年も宜しくお願い致します。

    生命体が宇宙への拡散するストーリー…というと、思い出すのは、星野之宣の『コドク・エクスペリメント』です。
    小説だと、オールディスの『地球の長い午後』とか…。

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  2. さらささん、あけましておめでとうございます。
    こちらこそよろしくお願い致します。

    両作品とも読んでないのですが、松岡正剛の千夜千冊『地球の長い午後』を読んで、現実の「はやぶさ」では”宇宙探査熱”若しくは”観測熱”しか沸き起こっていない気がして、良質のSF作品が”拡散熱”を育むのかなあ?と思った次第。

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